『あげくの果てのカノン』 第21話 ネタバレ

避難先でも「かのん」が愛人ではないかと噂されるようになります。

 

先輩を好きでいると、人から嫌われる。

 

 

とうとう、弟のヒロからも避けられるようになります。

 

友人を、家族を傷つけている。

 

それでも消灯後の先輩とのやり取りが精神的な救いでした。

 

 

確実に「かのん」の耳にも噂が届くようになりました。

 

先輩はいつまで今の先輩でいてくれるのだろうか。

 

先輩という糸も切れてしまったら、自分は一体どうなるのだろうか。

 

不安な気持ちに押しつぶされそうになり、廊下で倒れこむと一人の男性に声を掛けられます。

 

眼鏡をかけていて、前髪も長いので顔ははっきりとわかりません。

 

そして、その男性と保健室へ。

 

 

おそらく、ストレスと生理痛からきたものでした。

 

介抱してくれた男性は、おせっかい気味に薬を探してくれています。

 

棚を探していると、男性が転んで眼鏡が外れます。

 

慌てて「かのん」が眼鏡を拾うと、その男性の顔を見て驚きます。

 

男性の顔は、境先輩にそっくりだったのです。

 

たまらず眼鏡をもう一度外すようにお願いし、名前や家族構成を確認します。

 

もしかしたら生き別れの先輩の兄弟ではないのか…それほど似ていました。

 

男性の名前は松木平正史(まつきだいら まさふみ)

 

なんでも論理的に考えてコミュニケーションが苦手。

 

いわゆるめんどくさい性格の男性でした。

 

一応、家族からも例を言い、これ以降避難所でちょくちょく会うようになります。

 

 

 

翌朝、松木平とたまたま再会します。

 

いまいち会話が噛み合わない中、いきなり境宗介の不倫相手なのかと言われます。

 

慌てて否定する「かのん」ですが、疑っている様子でした。

 

 

その夜、先輩からの連絡がなかなか来ませんでした。

 

一昨日から一切連絡が来ていません。

 

寝れないので屋上に上がると、そこに松木平が一人で煙草を吸っていました。

 

遠くの方で、また戦闘の光が見えます。

 

光のどれかが先輩かもと思いながら眺めていると、松木平が元カノの影響で煙草を吸い始めたことを知ります。

 

「人に心を支配され続けることほど、非合理なことはありません」

 

その言葉を聞いて、今の自分はだれに支配されているのかと思います。

 

先輩はとっくに修繕で別人になっているのに。

 

 

『あげくの果てのカノン』 第22話

 

『あげくの果てのカノン』 第20話

 


 

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