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『あげくの果てのカノン』 第19話 ネタバレ
ニュースでは保護された少年二人の様子が流れていました。
少年二人は一様に、境先輩のことを「怖かった」「気持ち悪かった」と言います。
そして、世間ではゼリーを施設内で保管していたSLCに批判が集まり始めます。
避難生活も1週間が経過し、徐々に住民から不満の声が漏れ始めました。
こんな状況でも、先輩と連絡を取ろうとしている「かのん」に呆れた様子のヒロ。
自分の居場所を探して「かのん」は廊下に逃げます。
そこで同じように境先輩のファンという女性に出会います。
そして、ゼリーを逃がしたのが初穂さんだと知らされます。
同じころ、重傷を負った宗介は修繕から目を覚ましました。
担当医からも、あまり迷惑をかけないでほしいと釘を刺されます。
それ程、事態は最悪でした。
避難先で「かのん」がニュースを見ていると、SLCの関係者という人物がインタビューに答えていました。
初穂さんは旦那の心変わりを防ぐために必死だった。
そんな人がゼリーを逃がすなんてするはずがないという内容でした。
そして、境先輩の浮気について話が進みます。
毎日地上で別の女と会っていて、職員の間でも有名だったこと。
その女を職場に連れてきていたこと。
淡々と公表される事実に、周囲からも境先輩へ非難の声が聞こえ始めます。
そんな報道を見て落ち込む「かのん」を見た母親は、元気づけようと必死で説得します。
しかし、テレビには施設内の花畑で会っている自分と先輩の映像が流れていました。
目元にモザイクこそかかっているものの、その女性は確かに「かのん」でした。
「かのん」はまた廊下に逃げ出します。
先輩に電話をして、LINEも立て続けに送ります。
反応がない…修繕で私のことを忘れてしまったのかもしれない。
不安な気持ちに押しつぶされそうで、ただ携帯を眺めていました。
既読になった瞬間、携帯が鳴ります。
待ち望んだ境先輩からでした。
「僕もずっと会いたいって思ってた」
その言葉を聞いて、嬉しさで泣きだします。
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