『あげくの果てのカノン』 第18話 ネタバレ

SLCに戻った境先輩は、休憩もほとんど取らずに駆除にあたっていました。

 

そんな中でも「かのん」の安否を考えていました。

 

 

5日前

ヘリコプターの中で、宗介は初穂がゼリーを逃がした犯人だと知らされます。

 

その様子が防犯カメラに映っていたのです。

 

 

そして、運ばれてくる負傷した隊員をみて、2年前初めて修繕をした日を思い出します。

初穂が見舞いにも来てくれて、仕事の評価も上々でした。

 

 

1体目、2体目、3体目とゼリーを駆除します。

 

次から次へと出てくるゼリーを黙々と駆除する中、終わったら次は高月さんとどこへ行こうかと考えていました。

 

そんなことを考えていると、一瞬のスキを突かれて指輪ごと左手が切断されます。

 

 

離れる指輪をみて、3年前を思い出します。

 

出勤前の初穂との微笑ましいやり取りでした。

 

隊員は私服出勤でしたが、宗介は初穂がスーツの方がかっこいいと言っていたという理由で

スーツを着ていました。

 

ネクタイも初穂に選んでほしい。

 

しかし、本当は変わらない習慣が欲しかったのです。

 

修繕で自分を見失うのが怖かった…。

 

 

 

度重なる戦闘で疲れ切った宗介は、雨の中、嘔吐します。

 

目の前にはまた新しいゼリーが現れます。

 

 

13年前、宗介はゼリーの襲来で母親を亡くしていました。

 

小さい頃から母親は仕事でほとんど家に居ませんでした。

 

20年前、祖母に預けられ、14年前、母の都合で東京に引っ越します。

 

そんな勝手な母親に嫌気も感じていました。

 

 

目の前に現れたゼリーにハンドガンで応酬しますが、近くで二人の子供を発見します。

 

どうやら逃げ遅れた様子。

 

ゼリーを遠ざけようとしますが、触手がわき腹を貫通します。

 

もうろうとする意識の中、自分の変化について考えます。

 

変化して何が悪い。ずっとなんてあるわけない…

 

力を振り絞ってナイフをゼリーに突き立てます。

 

初穂…君以上に聡明な人はいないと思っているよ。

かのん…君の異常なほどの情熱に憧れていたんだ。

 

どちらも本当の気持ちだった。

 

ずっとそう思っていたかったのに、僕は変わってしまう。

 

 

狂気さえ感じる表情でゼリーを駆除する境先輩。

 

逃げ遅れた少年二人は、目の前でその光景を見ていました。

 

 

『あげくの果てのカノン』 第19話

 

『あげくの果てのカノン』 第17話

 


 

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