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『あげくの果てのカノン』 第11話 ネタバレ
この前の出来事から、先輩と連絡が途絶えていました。
明らかに様子がおかしい「かのん」をみて、先輩と喧嘩をしたことにヒロは気付きます。
ずっと先輩だけを追いかけてきた自分は、他人とぶつかったことが無い。
他人の気持ちが理解できない。
まるで廃人のように、無気力になっていました。
場面は変わって、初穂の研究室に。
初穂は実験体のゼリーとは別に、内緒で子供のゼリーを簡易なケースに保管していました。
メメちゃんと呼び、ケースから出して可愛がります。
意思疎通ができたら楽なのに。
殺したい程憎いけど、宗介に出会わせてくれたのもゼリーでした。
しかし、ゼリーのせいで宗介は変わっていきます。
場面は再び「かのん」に戻ります。
朝からずっとうじうじしている「かのん」にしびれを切らしたヒロは
境先輩と別れるように言います。
そもそも付き合っているようなことはしていない。
その言葉を聞いてヒロはまだ処女なのかと言います。
経験が無いことでなぜ皆引くのかと取り乱す「かのん」ですが、
そんな様子にヒロは余計に苛立ちます。
自分は別に引いていないのに、なぜそう思い込むのか。
いつもそうやって閉じこもって、思い込んで、被害者ぶっているから
いつまでも人間関係が築けないんだ。
わかっていたことでも、面と向かって言われた「かのん」は泣き出します。
ただ先輩に優しくしたいだけなのに…
そんな姿の姉を見て、ヒロは姉の携帯を使って境先輩に電話をかけます。
ちょうどその頃。宗介と初穂は施設内で食事中でした。
宗介が変わってしまったところを思い浮かべます。
終末の予定を宗介と確認している最中、宗介の携帯が鳴ります。
画面には「高月かのん」。
しかし、宗介は電話に出ません。
もう隠さなくてもいい。それは宗介の好きな人なんでしょう?
笑顔で、仕方ないことと言いながら、
「でもね、そんな一時の感情より結婚のほうがずうっと重いの」
そう言って、宗介の携帯を味噌汁に沈めてしまいます。
宗介は、これが身勝手な行為であることも、初穂を傷つけるということもわかっていました。
それでも君の正しさには答えられない。
最後に「どうして、その人なの?」と初穂は聞きますが、
宗介はなんでだろうね。とはぐらかします。
しかし初穂はわかっていました。
宗介はか弱い女が好きということを。
かつては自分に不釣り合いながらも努力をする私が。
今は、自分だけを見て自分の言葉で一喜一憂するような「かのん」が好きなのだ。
人が人を一生好きだなんてあるのか。
残酷な現実を突きつけられた初穂は、一人研究室に戻るのでした。
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