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『あげくの果てのカノン』 第10話 ネタバレ
研究室では、ゼリーを移植された隊員の内面変化について実験が行われていました。
実験の指揮をとるのは、先輩の奥さん。
実験体のゼリーに対してダメージを与え、弱られた後に雨で活動を再開させます。
すると、移植された隊員の部位も共鳴を始めて内面変化の可能性が急激に上昇を始めました。
…実験は失敗です。
なんとしても隊員の心変わりを防ぎたい。
その一心で研究に没頭するのでした。
場面は初穂(境先輩の妻)と宗介(境先輩)がまだアカデミーに入って間もない頃に移ります。
まだ付き合い始めの頃。
相変わらず人気の宗介の彼女が自分なんかでいいのかと、初穂はコンプレックスを感じていました。
宗介にふさわしい彼女になるために、方言も直し、化粧もして、綺麗になるように努力をしています。
そんな初穂をからかいながらも、一人の女性を愛している境先輩がそこにいました。
そんな初穂の努力もあり、二人がアカデミー4年生になるころには周りからお似合いのカップルと言われるようになりました。
そして、晴れてアカデミーを卒業しSLCに入隊。
初穂は研究部門。宗介は特殊部隊に配属されます。
徐々に仕事も忙しくなり、二人の時間はすれ違うようになりました。
そんな中、入隊祝いに久しぶりに二人で食事をすることに。
内心、マンネリ化している実感もあった初穂は、おそらく別れ話を切り出されるだろうと思っていました。
しかし、宗介から言われてた言葉は
「結婚しよう」
でした。
もちろんOKの返答をして、二人は幸せの絶頂に。
たしかに特攻隊員である宗介の心変わりは不安要素ではありました。
しかし、研究者である自分が解決して見せると誓うのでした。
そんな幸せの絶頂の過去から現在へ戻ります。
「かのん」は、ポストに自分が先輩にあげたはずの万年筆が、
ぐちゃぐちゃに壊れた状態で入っているのに気付きます。
確信はありませんが、頭の中には先輩の奥さんの顔が思い浮かびます。
たまらず、友達のすーちゃんに連絡を取ります。
運送の仕事中だったすーちゃんのトラックに乗り込み、話を聞いてもらいます。
そこで、実はすーちゃんも過去に不倫をした経験があることを知ります。
意外にも友達が自分と同じ過ちを犯していたことにテンションが上がります。
結婚ってなんなのか…。遠すぎて、どれほど重いことなのか実感が湧かない。
昔から先輩は誰かのもので、それが自分にとっては普通。
自分を好きと言ってくれても、先輩とは決して結ばれない。
もっと早くに再開していたら、違っていたのかな…。
誰もが一度は思うこと。でも、そうはならなかった。
すーちゃんは言います。
「変わり続けるお互いを許し合えるようになっていくのが、結婚なのかなって思うよ。」
人も、街も変わる。
自分は変わっていく先輩をどこまで受け入れられるのだろうか…。
昔は普通の片思いだったはずなのに。
すーちゃんと別れ、帰宅した「かのん」はポストを確認します。
今度は空で、一安心する「かのん」でした。
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