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『あげくの果てのカノン』 第3話 ネタバレ
「かのん」は早々に朝食を済ませ、雨の中先輩がいる施設に向かいます。
その道中、なぜここまで自分は先輩に固執するのか自問自答を繰り返します。
フラれて、相手は結婚までしてて、なのになぜまだ好きなのか…。
先輩は自分にとって生活であり、生きがい。
そんなことを考えていると、先輩がいる演習場に着きました。
先輩が通るであろう時間帯は事前に調べてあります。
そして声は掛けずに、ただ見てるだけ。
そうしていつものように物陰から先輩を見つめていると、
ふと目が合ったような気がしました。
気付かれたと思い、急いでその場を立ち去る「かのん」
しかし、先輩に後ろから突然声を掛けられます。
動揺した「かのん」は逃げたわけじゃないと自分から言ってしまい、
墓穴を掘ります。
「お腹もすいたし、どこか入ろうか」
そう言うと先輩は「かのん」を連れて近くのバーガーショップへ。
前回の戦闘で失った腕はとっくに元通りになっていました。
医療の進歩で腕や脚は簡単に再生可能となり、『修繕』と呼ばれていました。
ただ、この修繕のたびに食の好みなど様々なものの嗜好が変わると先輩は言います。
そう言うと、境先輩は続けて「かのん」に質問します。
「僕を見て、昔と変わったなって…思うことある?」
まさに「かのん」が思っていた事の核心を突かれたので、思わず動揺します。
明らかに先輩は”昔と違って軽薄で全然信用できない雰囲気”に変わっていました。
しかし、だからこそ「かのん」は昔と違ってこうして近くで話せることもわかっていました。
ですが、「かのん」は正直に言えません。
相変わらず優しいし、多少変わったのは環境のせいだと先輩に言います。
その返事を聞いて、境先輩は笑います。
会話が詰まり、話題を必死に探す「かのん」は
先輩の持っていたハンバーガーを食べないんですか?と勧めます。
「私もここのフィッシュサンド好きで…」
そう言うと、先輩はこれは魚じゃないと言います。
肉だと。
「かのん」の知っている境先輩は、
昔から食感が苦手と言って肉が一切食べれないはずでした。
しかし目の前の先輩は今まさに”肉”を口に入れようとしています。
その姿に驚いた「かのん」は半分無意識に先輩の手を止め、ハンバーガーを落としてしまいます。
先輩の服を汚してしまった「かのん」は必死に謝りますが、そんな姿をみて先輩は笑い、
「高月さんはかわいいね。」
と言って、仕事に戻るのでした。
どんどん変わっていく先輩のことなど忘れ、
先輩から言われた「かわいいね」の言葉の余韻に浸りながら一人帰るのでした。
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