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『あげくの果てのカノン』 第1話 ネタバレ

地上はいつも通りの雨でした。

 

「かのん」が本屋で買い物をしていると、偶然境先輩を見かけます。

 

特殊部隊として活躍し、テレビや雑誌でも度々取り上げられる先輩は今や有名人でした。

 

この日もファンだという2人の女の子に握手を求められていました。

 

「かのん」は一瞬先輩と目が合いますが、動揺してすぐに立ち去ってしまいます。

 

 

実は「かのん」は高校時代に先輩にフラれています。

 

 

翌日、先輩が「かのん」の喫茶店に来ました。

 

開口一番「昨日、無視したでしょー。」「酷いじゃん、傷ついちゃうな。」と先輩に詰め寄られます。

 

気づかなくて…と言い訳をしますが、目も合わせられません。

 

ここで別の店員が割り込んで来たので、「かのん」は先輩の接客から離れます。

 

 

そして、帰宅すると今日の先輩の音声を保存します。

 

もちろん、雑誌の特集記事も切り抜いてまとめます。

 

この先輩に浸っている時間が「かのん」にとって至福のひと時でした。

 

先輩の全てが大好きな「かのん」。

 

この世界では、地下民が地上のお店に来ることはほとんどありません。

 

しかし、地下民であるはずの先輩は地上のお店に何の抵抗も無く来ますし、地上民とも差別なく接します。

 

そんな先輩と、店員と客という関係でも繋がっていられることに幸せを感じていました。

 

そして、自分がまだ先輩に想いを寄せていることがバレないようにと祈るのでした。

 

 

また別の日。

 

先輩の接客をしていると、先輩の右耳にホクロがあることに気付きます。

 

全てを知っているつもりだった先輩の新しい発見に、「さすが奥が深い」と意味不明なことを思う「かのん」。

 

ここで動揺を隠す為に、ふと先輩の誕生日が近いことを言ってしまいます。

 

すかさず先輩から「ふぅーん、よく知ってるね。」と突っ込まれてしまいます。

 

このままでは自分が先輩マニアだとバレてしまうので、弟の誕生日と近いからと言ってごまかします。

 

すると先輩から意外過ぎる答えが返ってきます。

 

「じゃあ、祝ってよ」

 

そう言って立ち去る先輩。

 

「かのん」は嬉しさのあまり、勤務中ですがレジの後ろで泣いてしまいます。

 

 

そしてプレゼントを渡す当日。

 

「かのん」はあえて誕生日ではなく、4日前を選びました。

 

誕生日当日は忙しいだろうから、気を使って誕生日前に来店した日を狙っていました。

 

先輩の席に珈琲とケーキを運びますが、手が震えてこぼしてしまいます。

 

顔を真っ赤にしながら、どうにかプレゼントを渡します。

 

そしてまたここでも先輩から意外な一言。

 

「僕、当日忙しいって言った?」

 

「高月さんを誘うつもりだったんだから。」

 

「だから当日おめでとうって言って。」

 

「かのん」にとってこれ以上ない嬉しい言葉でした。

 

しかし、ふと我に返ります。

 

「いや、だって…奥さんと一緒に過ごされるの…では?」

 

当然既婚者であれば、何か事情が無い限り誕生日は自分の家族と祝うでしょう。

 

しかし、先輩は言います。

 

「僕と一緒は嫌かな?」

 

「かのん」は嬉しい反面、混乱します。

 

なにか事情があって奥さんと過ごせないんだ。

 

一人で誕生日を過ごすのは嫌だから、暇そうな自分に声をかけたのだろう…。

 

そうやって自分に言い聞かせます。

 

そして会計の時。

 

「さっきの話、よろしくお願いします。」そう言って、先輩と約束をするのでした。

 

見送るときに、先輩の右耳にあったはずのホクロが消えていることに気付きながら。

 

 

先輩の誕生日当日。

 

先輩と会う約束でしたが、先輩から急に仕事が入ったと連絡が来ます。

 

先輩の仕事とは、特殊部隊としてエイリアンと戦闘し駆除すること。

 

急いでニュースを見ると、無事エイリアンを破壊したとの報道が流れていました。

 

報道は現場からのインタビューに切り替わります。

 

そこには左腕を失って血だらけの先輩が映っていました。

 

酷いケガですが、先輩は笑顔でインタビューに答えます。

 

「かのん」は一緒にテレビを見ていた弟と母から先輩について質問されますが、

心ここにあらずといった様子…。

 

先輩は、「万年筆をもらったので、利き手ではない右手で練習してみる」と言って笑顔で手を振ります。

 

急に万年筆の話になったので、弟と母は不思議に思います。

 

しかし「かのん」にはこの言葉の意味が分かりました。

 

「かのん」が渡したプレゼントがその万年筆だったのです。

 

もはやテレビに向かって手を振る先輩も、自分に手を振っているように見えてしまいます。

 

泣くほどに嬉しい。

 

しかし、この人を好きになるということは同時に不幸になる。

 

先輩は既婚者なのだから。

 

それでも、どうしようもなく好きな気持ちが溢れるのでした。

 

 

『あげくの果てのカノン』 あらすじ

 

『あげくの果てのカノン』 第2話

 

 


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